アルミナ 微細加工とは?
高精度なアルミナ微細加工行うには高度な設備が必要なことはもちろんですが、アルミナを連続加工できる専用の刃物を用意し最適な条件で加工することが必要です。微細加工ドットコムを運営する中川製作所では、このアルミナへの高精度な微細加工を切削加工はもちろん、研削加工まで行うことが可能です。アルミナの微細加工なら是非当社にお任せください。
微細加工ドットコムのアルミナ 微細加工が選ばれる理由
01豊富なアルミナへの微細加工実績!
微細加工ドットコムでは、これまで数多くのアルミナ微細加工を手掛けてまいりました。例えば、φ125μmの小径穴加工や、厚さ0.5mmのアルミナの板にφ0.08×1000穴の加工などが挙げられます。この豊富な加工実績を基に、お客様のご要望通りの微細加工品を提供します。
02研削加工はもちろん、切削加工まで対応
アルミナは硬度が高いことから割れやすい素材です。そのため、一般的にアルミナへの切削加工は難しいと言われています。しかし、微細加工ドットコムでは、アルミナ微細加工の豊富な経験を元に精度の高い厚み公差が必要な平面加工や円柱形状への研削加工はもちろん、ブロック形状への切削加工も可能です。
03万全の検査体制で高品質を保証!
アルミナを連続加工できる専用の刃物を使用して、高精度な微細加工を実現しております。CNC画像測定器( QV-APEX404)、デジタルマイクロスコープ(VHX-950F)、画像測定機(MF-A1720)等の豊富な検査設備群を保有しています。高度な微細加工技術はもちろん、これらの検査設備群を活かし。高品質を担保した安心の微細加工品をご提供します。
アルミナ 微細加工事例
微細加工ドットコムがこれまで手掛けてきたアルミナの微細加工事例をご紹介します。是非ご確認ください。
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アルミナ微細穴加工 φ0.08×1000穴
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アルミナ(ファインセラミックス)φ0.125mm微細穴加工
アルミナ 微細加工 対応可能材質
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● マシナブルセラミック
ホトベールⅡS / マセライト
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● エンジニアリングプラスチック
スミカスーパー / トップファイン
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● スーパーエンプラ
ポリイミド / ベスペル / PEEK
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● ステンレス
SUS303 / SUS304 / SUS316L
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● アルミ
A5052 / A7075
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● チタン
純チタン(TP340) / 64チタン / βチタン
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● 特殊鋼
インコネル / ハステロイ / コバール
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● ガラス
石英ガラス / PXガラス
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● その他材質
真鍮
納入業界
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液晶・半導体
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電子部品
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医療
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分析機器
加工限界
微細加工ドットコムでは、常に微細加工能力の向上に努めています。下記以外の材質への微細加工もお気軽にお問い合わせください。
寸法公差 | 穴加工 | 溝加工 | |||||
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Φ | アスペクト比 | 穴位置精度 | 幅 | アスペクト比 | |||
ファインセラミックス | ジルコニア(ZrO2) | ±0.005~0.03 | 0.05 | ~8 | ±0.003 | ー | ー |
マシナブルセラミック | ホトベールⅡS | 0.02 | 10~15 | ±0.002 | ー | ー | |
マセライト | 0.05 | 10~15 | ±0.003 | ー | ー | ||
エンジニアリングプラスチック | スミカスーパー | 0.03 | 10~15 | ±0.005 | ー | ー | |
トップファイン | 0.03 | 10~15 | ±0.005 | ー | ー | ||
ステンレス | SUS303 | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | |
SUS304 | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | ||
SUS316L | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | ||
アルミ | A5052 | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 3 | 3 | |
A7075 | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | ||
チタン | 純チタン(TP340) | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | |
64チタン | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | ||
βチタン | 0.05 | 10~15 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください | ||
真鍮 | 0.02 | 10 | ±0.005 | 0.1 | ご相談ください |
※上記数値は、連続加工を想定した加工限界になります。
※ 単穴の場合は、いずれの材質も穴位置精度やL/Dはそのままで、φ0.01の加工が可能です。
アルミナ 微細加工に関するよくある質問
アルミナ 微細加工に関するVA・VE事例
- 材料の流通サイズを知ることでコストダウンを行う
- 材料変更によるコストダウンのポイント
- 使用材料の変更によるVEのポイント(ステンレス編)
- CAMを利用して座標入力の工数削減化を実現する
- なるべく口径の大きい工具が使えるように設計する
- ポケットはコーナーRをなるべく大きく設計する
- 基準穴を通り穴に設定して、コストダウンを実現する
- 基準穴の位置を工夫することで高精度加工を実現する
- 位置決めピンを活用するために捨て部を確保する
- 計測機器の測定限界を考慮して寸法精度を決定する
- 微細溝の底部の寸法精度を許容する
- バリ取り工程削減のため微細溝上部にC面取りを施す
- 溝の底部の寸法は、測定限界を考慮して公差を決定する
- 立ち壁の強度を向上させ、精度の高い微細溝加工を行なうポイント
- 縦に切削できるエンドミル径に合わせて微細溝の幅を決定する
- 治具用の穴を開けておくことで歪み工程を減らす
- 微細穴加工では穴径に対する深さを考慮する
- 微細穴の底部は、フラットに設計しない
- 微細穴の寸法公差は必要最低限に抑える
- 精度の高い微細穴は、リーマの口径を考慮して設計する
- 微細穴加工では、検査時間短縮の為に目印を施す
- 微細穴加工における基準穴は、貫通穴とし測定精度を向上させる
- 基準穴が貫通穴にできない場合は、バリ除去のため糸面取りを許容する