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精密ステンレス加工(ワイヤー・小径穴)
業界 | 電子 |
加工内容 | マシニング、ワイヤーカット |
サイズ | ワークサイズ:50×50×20、角柱:5×5×15 |
精度・公差 | ±0.03 |
特記事項 | 各々の角柱に、Φ0.8mmの貫通穴(アスペクト比18.75) |
材質 | SUS303 |
ロット | 1ケ~ |
納期 | 1週間 |
精密ステンレス加工(ワイヤー・小径穴)の概要
今回は、一見すると通常のワイヤー加工品に見えますが、随所に工夫を凝らして加工を行った、精密ステンレス加工品(ワイヤー・小径穴)をご紹介します。
ご覧頂いている写真は加工途中のものですが、SUS303のブロックにマシニング加工を行った後、ワイヤーカット放電加工機で溝幅1mm×深さ15mm×長さ30mmの深溝加工を格子状に入れ、その後、5mm×5mm×15mmの各々の角柱にΦ0.8の貫通穴を空ける、という加工品です。微細加工を行う当社では、微細マシニング加工機のほかワイヤーカット放電加工機も保有しておりますのでこうした合わせ技の加工も対応可能となっております。ちなみに、この溝の深さをドリルやエンドミルでクロスで加工していくと、まず刃長に限界があるので厳しくなりコストも上昇してしまいます。
また、加工順序についても重要で、貫通穴を空けてからワイヤーを切ると穴加工における直進性が悪くなり、ワイヤーカット後に角柱が開いてしまいす。これへの対策として、当社では角柱を削り出してから小径穴を空けております。こうすることで角柱の形状精度も保ったまま高精度な小径穴加工を行うことが可能です。
微細加工ドットコムでは、お客様によって異なるご要求スペックに応じて加工方法の選択や各種提案を行い、最高の精密加工品をお届け致します。ぜひご相談ください。